アングラーはラインをどう選ぶべきか・2
昨日はラインの基本的な選び方と、
材料云々よりその後の工程の方が
大事なのでは?というお話でした。
今日はあくまでカバー絡みでの釣りで
どうやってラインを選ぶべきか。
僕ら印旛沼の人が釣りするのは
こんな感じのシチュエーションになります。
手前のチョロチョロしたガマは勿論、
一番奥の背の高い茶色いホウキの
あたりまでアプローチします。
こんな中からゴボゴボ言わせながら
魚引っ張り出すのでそれなりに
擦れに強いラインじゃないと無理です。
なので基本的にはフロロカーボン。
ナイロンラインはどういう訳かコレを超えるモノが全然出てきませんね。どうしてでしょう。
じゃあどれにします?と。
フロロカーボンも各社使うと
結構特徴があり味付けが様々。
良く言われる「硬いからカバー向き」
みたいな謳い文句。
個人的に試してきて思うのは
「硬い糸=擦れに強い」は間違い、
そう思ってます。
印旛沼のガマって意外と固いし、
あとは以前通ってた利根川のテトラ。
こういうトコで散々試してましたが
硬い糸ほどアッサリ切れる気が。
あくまで個人的な印象ですが、
「硬い糸は傷は入りにくいけど、少しでも傷が入ったらアッサリ切れる」
これが個人的な感想です。諸刃の剣。
硬い物ほど傷が入ると簡単に折れる、じゃないですけど。そんな印象。
勿論、フィールドがもっと深かったり、
釣りがもっとライトで繊細になれば
こういった硬質のフロロカーボンが
重宝される場面もあると思いますが。
※ストラクチャー越しじゃなくて、単に魚と引っ張り合いっこするだけなら強いよな~って硬質系のフロロラインはいっぱいあるんですけどね。
僕ら沼人みたいに魚との距離も近くて
水深も極めて浅いカバーの釣りだと
どうも硬い、そして伸びないラインは
相性が良くないように感じます。
かと言ってフニャフニャのラインは
言うまでもなく論外ですし。
なので私の好みのラインの定義は
「程よく硬さがあり、魚を掛けた後は気持ち伸びて粘ってくれる糸」
が良いかな、と思っています。
(※この記事の最後に小さく書いてあるライン達はそういう味付けなのね、とご理解下さい。)
リーダーで説明してしまいますと、
コッチの糸よりコッチの糸の方が
バランスが良くて好き、と言う感じです。
私は赤より断然、黒派です。
イカ釣りでも散々試しました。
そんな訳でラインも各社の味付けが
全然異なるので・・・
ご自身の釣りのスタイルやフィールド特性、
更には使われているロッドの特性を
吟味して選んでみてはいかがでしょうか?
そんなお話でございました。
この場であまり具体的な商品のインプレ等載せるのは微妙ですので気になる糸があったら遠慮なく現地で聞いて下さいませ。